店長の飼育部屋

菌糸ビン作り

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今日は菌糸ビンの作り方です。
まずは、エタノール消毒液で菌糸を詰める容器、使用する道具、手などをよく消毒する。
雑菌などが付いていると、カビが生える原因になるからです。

菌糸ブロックを崩します。
菌糸の皮が薄い場合は、写真のように袋ごと崩してしまうと楽です。

ブロックを細かくきれいにほぐします。
菌糸の皮などは、カスなので水分が多くなる原因にもなりますのでなるべく取り除いて下さい。

用意していた容器に、菌糸を詰めていきます。

詰める時は、一度にいっぱい詰めずに少しづつ詰めていった方がきれいに隙間なくつまります。
あまりガチガチに詰めすぎると、菌糸の菌が酸欠になって菌糸が回らなくなってしまいますから気をつけて下さい。
詰める固さは、経験でしかわかりませんし、菌糸を回す環境によっても違いますのでお尋ねください。

最後は、容器の肩口は手でギュッギュッとしっかり押し込んでください。
菌糸の劣化が進んでくると、まず容器の肩口に隙間ができやすくなり水分が溜まったりします。

詰め終わったら、長い棒などて穴を開けて下さい。
適当な棒がなければ、十字ドライバーでもいいでしょう。
穴を開ける事によって、空気の通りをよくして早く菌糸を回すことができます。

これで菌糸ビンの出来上がり!
時間があれば、自分で作った方が大変安くなります。
しかし、作っても菌糸がよく回るまで10日~2週間ぐらいは幼虫は入れない方がいいでしょう。
小さな幼虫は菌糸にまかれて死んでしまう事もありますし、大型の幼虫なら酸欠で暴れてしまいます。
使用方法は、よくお尋ねになってから作って下さい。
失敗してしまいますと、お金と時間が無駄になってしまいます。
自分で作った方が安くあがりますが、大きくなるかどうかの問題は使う菌糸ブロックと交換のタイミングと経験ですね。

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